地鶏しゃもの焼き鳥 　生協の宅配（pal-system）で購入した「ふーどの地鶏しゃも」を焼き鳥にした。 　「ふーどの地鶏しゃも」は、軍鶏（しゃも）のオスと肉用鶏のメスをかけ合わせた鶏（群馬県産）で、１代雑種である。日本在来種の純粋な軍鶏は、天然記念物に指定されているので、食用にはできない。 　pal-system の説明は以下の通り。 　地鶏しゃもの餌は、生産者が考案した配合飼料で、全飼育期間を通して抗生物質や合成抗菌剤を一切添加しない。飼料の主原料であるとうもろこしは、非遺伝子組換え原料のみで、ポストハーベスト農薬も無散布。日が差し込む風通しのよい「平飼開放鶏舎」で、オスは90日以上、メスは120日以上もかけて飼育される（一般のブロイラーが生後50日程度で出荷）。 　夕刻食べる場合は、朝方、冷凍庫から冷蔵室に移して、半日かけてゆっくりと解凍する。時間がなければ、流水解凍でもよい。 　１度皿に移して余計な水分を取ったところ。心なしか脂身が少ない気がする。 　しょう油 1/2カップ、みりん 1/2カップ、さとう 大さじ４ を鍋に入れ、2/3〜1/2程度の量になるまで煮詰める。 　肉を串の中央に寄せてから、串焼き専用の台を網の上に載せ、遠火の強火で焼く。 　肉を串の中央に寄せ過ぎたため、せっかく深い器にタレを入れたのに、根元近くの肉に付かない！　器を傾けてもやはり付かない！ 　 　　　　　　　　　<(T◇T)> 　タレに付けては焼きを繰り返すうち、次第に食欲をそそる香りがしてきた。余分な油が下の網に落ちて音を立てる。 　よく焼けたら（というよりむしろ、焼き過ぎて部分的に焦げている）、四角い平皿に盛る。白いご飯によくあう。 　確かにこの「ふーどの地鶏しゃも」は、ブロイラーとは違った味わいがあっておいしい。が、いくら生産効率優先ではなく、生協の売りの１つが産直肉だからといって、１羽あたりのコストが一般ブロイラーの約３倍というのはちょっとどうかと……。